「カッコよさ最強」今年の干支「龍」がつく駅名どこにある? 「竜」も全国各地に 「辰」は意外と身近にあった!?

2024年の干支は「辰」です。「竜」「龍」を含めて、全国の鉄道駅にどれだけ該当する駅があるのでしょうか。

「かっこいい駅名」ランキング独占の漢字

 2024年の干支は「辰」です。十二支の中では唯一の架空生物で、「竜」または「龍」とは、中国の伝説に登場し、水の神や権威の象徴などとして描かれています。

 日本でも各所の地名に現れます。多くはその由来を、地元の水の神を祭る神社などとしています。

 さて、日本の鉄道駅には、「竜・龍・辰」を含んだ駅名はどれだけあるのでしょうか。

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茨城県にある竜ヶ崎駅(画像:写真AC)。

【東北】
●竜田(たつた)
 JR常磐線にあります。かつて、東日本大震災と近隣の原発トラブルの影響で4年間休止となりました。2020年からは真新しい橋上駅舎となっています。

【関東】
●竜王
 2020年のインターネット調査「かっこいい駅ランキング」で1位に選ばれたほどの、強い字面です。山梨県のJR中央本線にあって、甲府市の西隣・甲斐市の代表駅です。特急「かいじ」も朝夕2往復が竜王発着で、新宿駅などでも見かける地名のひとつです。

●竜舞
 群馬県の東武小泉線にあります。こちらも優雅な字面ですが、知名度の低さなのか、前出の「ランキング」でも「天橋立」「豪徳寺」などに負けて14位に甘んじています。ほとんどの電車は太田から桐生線に直通していますが、昼間は1時間1本しかありません。

●龍ケ崎市/竜ヶ崎
 龍ケ崎市駅は、茨城県のJR常磐線にあります。開業以来「佐貫駅」でしたが、120年目の節目に、市の代表駅として改称されました。

 面白いのがここを発着するローカル私鉄「関東鉄道竜ヶ崎線」で、JRとは違い改称せず「佐貫駅」のままになっています。終点がもともと「竜ヶ崎駅」なので、もし合わせて改称していたら「龍ケ崎市発、竜ヶ崎行き」という紛らわしいことになっていたかもしれません。

●龍王峡
 栃木県北部の野岩鉄道にあります。前出の「ランキング」では堂々の4位。鬼怒川上流の深い渓谷区間にあるため、この駅のホームは南側がトンネル内となっています。

●辰巳
 東京メトロ有楽町線にあり、新木場駅の手前に位置します。戦後になって埋め立てで誕生した地区で、「辰巳」というのは十二支を使った昔の方角呼称で「南東」を意味しています(江戸城・皇居を基準にしている)。他の場所では「巽」という漢字が当てられることもあります。

【地図】こんなにある!?「龍・竜・辰」が含まれる駅はココだ

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