高速道路「紀伊半島一周」さらに前進 三重県南端「熊野道路」トンネル工事着手へ 残り70km
残りの串本・新宮周辺工区でも、開通予定が近づいています。
2本の計2.2kmのトンネル工事が開始
国土交通省 紀勢国道事務所は2023年12月25日(月)、紀伊半島沿岸をぐるりとむすぶ高規格道路のうち、三重県南部の「熊野道路」工区で最初のトンネルが着工すると発表しました。着工式は年明けの2月11日です。
紀伊半島の高規格道路は緊急輸送やネットワーク構築のため、着々と整備が進んでいます。西側は「すさみ南IC」まで到達し、東側も熊野大泊ICまで開通。新宮~那智勝浦でも一部開通しています。残るは串本周辺と、和歌山・三重県境周辺の計70kmほどです。
そのなかで「熊野道路」工区は、熊野大泊ICからの延伸部となる6.7km区間。JR熊野市駅付近の山手を抜ける、長さ約860mと約1300mの2本のトンネルが計画されています。2019年の着工から約5年、いよいよトンネルの工事がはじまっていきます。
他の工区で開通が早そうなのは、県境の熊野川を橋で渡る「新宮紀宝道路」工区が2024年秋。紀伊半島最南端を超える「すさみ串本道路」工区も、2025年春開通予定となっています。
【了】
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