「東京都の最果て」路線バス 3方面で補助金継続へ 檜原村・奥多摩の山間路線「重要な社会基盤」

いずれも奥地へ深く入っていく路線です。

西東京バスが運行

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西東京バスの車両(画像:西東京バス)。

 東京都は2023年12月25日(月)、東京都の最西端の山岳区間に運行される路線バスについて、今後の方針となる「地域公共交通計画」の概要案を発表しました。対象はあきる野・檜原・奥多摩地域です。

 この地域は、谷筋を山奥の集落までむすぶ幹線バスがいくつかありますが、民間の西東京バスによる運行で、収支が悪化して廃止になると沿線の公共交通移動が困難になることから、国や都の補助金事業がおこなわれています。

 国が法改正で「地域公共交通計画」の策定を求めたため、都は今回あらためて計画を作ることとなりました。補助対象は具体的に以下の路線です。

●藤倉線・小岩線(区間便)

 JR五日市線の終点・武蔵五日市駅を拠点にし、檜原村の奥部へ向かう系統の、北側の谷筋の路線です。1日12往復で、40箇所以上の停留所を経て、約50分で終点の藤倉バス停へ到着します。道中はクネクネながらも2車線が確保されています。最後、藤倉バス停の周辺だけ1車線の狭隘部が待ち受けています。

●数馬線

 藤倉線とは役場前で分岐し、檜原村の南側の谷筋を進みます。1日12往復で、40箇所以上の停留所を経て、約60分で数馬バス停へ到着します。終点の先には「檜原都民の森」があり、その先の道路は2車線道路の「奥多摩周遊道路」として、奥多摩の青梅街道まで伸びています。

●丹波線・鴨沢線(区間便)

 JR青梅線の終点・奥多摩駅を拠点とし、青梅街道を西へ。都県境を越え、山梨県丹波山村まで向かいます。終点までは1日3往復、途中の鴨沢まではさらに5往復。もうひとつの秘境・小菅村に向かう「小菅線」も県境付近まで3往復走っています。

 これらが、都が補助していく路線です。ほかにも谷筋を奥へのぼっていく路線がいくつかありますが、ひとまず「現状以上の観光需要を確保」していくのみとなっています。

 なお、小菅線は現在3往復しかありませんが、2024年10月から本数の変更が予定されているとのことで、今回の補助の対象外となっています。

【了】

【画像】えっ…!? これが「東京都の最果て」の路線バスです

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