“使えるぞ”を見せつけた!自衛隊「ホーバークラフト」のメリットとは 能登半島地震で活躍も運用は岐路に

海上自衛隊のエアクッション揚陸艇が能登半島地震で孤立地域への重機や救援物資の輸送で活躍しています。この揚陸艇は一般的な船とは異なる構造ですが、それゆえのメリットがあるとか。ただ運用の岐路に立っている模様です。

すでに就役から四半世紀

 LCACの積載量は海上自衛隊の公称では約50tですが、アメリカ海軍などではそれよりも10t以上重いM1「エイブラムス」戦車(約62t)などを揚陸しているため、それぐらいまでは積めると考えられます。

 ただ、LCACも基本設計は1970年代前半で、調達開始は1982年です。防衛省・海上自衛隊では合計6艇をアメリカから完全輸入で調達しており、おおすみ型輸送艦3隻に2艇づつ搭載、運用しています。

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輸送艦「おおすみ」と並走するLCAC(画像:海上自衛隊)。

 しかし、最初に導入した2隻(2101号艇と2102号艇)は1998年就役のためすでに25年が経とうとしています。アメリカ海軍でもLCACの最終就役は2000年で、すでに調達終了から20年以上が経過して予備部品の枯渇などが始まっています。

 

 海上自衛隊でも、現場では維持整備が困難になっているという声を聞きます。アメリカから調達できない部品などは、古い部品を幾度も直して使ったり、もしくは現場で似た形状で作ってしまったりすることもあるとか。

 

 すでに、アメリカでは新型のエアクッション揚陸艇としてLCAC-100級の導入・就役が始まっています。

 

 国防だけでなく、災害派遣でも有用なLCAC、稼働率を維持するためにも新型の調達が必要な時期に差し掛かっているといえるでしょう。

【了】

【まるで航空機!】これがLCACの操縦席です(写真)

【ミリタリー】急げ、救え! 自衛隊「災害派遣」の現場にせまる!

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コメント

2件のコメント

  1. 今回の災害では能登半島の北部には地盤が隆起して海水がひいて使いものにならなくなった港湾が複数あるらしい 今後もこの種の装備の必要性は些かも無くなることはない

  2. 能登半島地震の運用では波高制限ギリギリで大分波に煽られていたように見えた。記事では速度に注目していたが、実運用では安定性が求められるのではないかと感じた。

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