工事始まった阪急の「摂津市駅 高架化」今年はさらに風景激変!? どこまで進んだのか

現地では工事準備が整ってきています。

開かずの踏切解消へ

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阪急京都線の摂津市駅(乗りものニュース編集部撮影)。

 阪急京都線で進められている高架化工事は、千里線と交差する「淡路駅」だけではありません。北側の摂津市内にある「摂津市駅」周辺にもあります。

 駅の周囲3か所の踏切(坪井・産業道路・千里丘)は、踏切道改良促進法に基づく「改良すべき踏切」のうち、「開かずの踏切」としてリストアップされたことから、連続立体交差事業への機運が高まり、2017(平成29)年に事業認可。2033年度に完成予定で、いよいよ現場作業が始まっています。

 摂津市駅は2010年に開業。阪急では同線の西山天王山駅に次いで2番目に新しい駅です。高架化では今と同じ2面2線のホーム構造になります。あわせて周囲約2kmが高架化されます。

 工事は、まず東側の仮線に線路を移し、西側の京都方面行きから順番に高架線を完成させていくというプロセスです。したがって、高架化に必要な用地取得は線路東側がメインとなります。

 その用地取得は順調に進んでいるようです。昨年から現場では支障物撤去工事が開始となり、12月の時点で、摂津市駅周辺と大阪側では、すでにフェンスに囲まれた空き地が線路沿いにずらっと並んでいる状況で、ショベルカーが更地をならしている風景も見られました。

 おりしも夕方の買い物や帰宅の時間帯。産業道路踏切では特急や各駅停車が上下線で連続して通過していき、遮断機が長い時間閉まるため、自動車や自転車が両方向とも数珠つなぎとなっていました。

 なお摂津市が12月末に発表したところによると、1月下旬から、いよいよ移設線の仮駅舎建設に着手していくため、工事ヤード確保に向けて、駅前広場の移設をはじめていくとしています。また順次、駅前や沿線道路の付け替えも開始される見込みで、駅前風景に本格的な変化が訪れていきそうです。

【了】

【画像】えっ…!これが「摂津市駅高架化」の工事現場の様子です

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