狙いは「走る役場」 日産キャラバン渾身の“災害対応カスタム”がスゴイ! リアドアが分離!? TAS2024

「東京オートサロン2024」の日産自動車のブースでは、「キャラバン」をベースとした緊急時のライフラインをサポートするという車両が出品。いわゆるスーパーアンビュランスなども顔負けの“災害拠点機能”のためのギミックが満載です。

マジで「走る役場」 どれだけ機能を維持できるのか

 この車両は、支援機バッテリーのみでも2日程度持つように設計されており、ソーラーパネルを使用すればさらに継続することが可能です。これは消防や自衛隊にリサーチをした結果でもあるそうで、特に災害時の最初の3日間を重要視した設計になっているとのことです。

 さらに、車内は多機能ルームになっているので授乳スペースとして運用したり、AEDもあるので救護もできたりします。また、完全に周辺からの視線や音を遮断できる個室もあり、「プライバシーが確保しづらい被災地での着替えなどで活用できるようになっています」と担当者は話します。

 ほかにも、充電ポートが個別に分かれて鍵付きになっているのも大きな理由があるのだそうです。被災地などでは、充電スペースへ乱雑に、多数のスマホが置かれるケースが多いそうで、防犯を考え、充電スペースから離れても安心できるような仕様にしたとのことです。

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「ディザスター・サポート・モバイルハブ」の車内(乗りものニュース編集部撮影)。

 災害地向けということで悪路走破性も気になるところですが、オフロードを想定した「マッドテレーン タイヤ」を装備し、車高は2.5インチリフトアップすることできるため、多少の悪路ならば問題ありません。ただし、今回は参考出品であり公道を走れる仕様にはなっていないといいます。

【了】

【こりゃすげぇ!】もはや秘密基地状態の魔改造「キャラバン」(写真)

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コメント

1件のコメント

  1. それでもハイエースの方が良いかなぁ。