東京オートサロン初参戦「いすゞ」のトラック大化け サイドミラーレスだと!? “普免でも乗れるトラックカスタム” で軽トラブームに一石
オフロード軽トラブーム? 軽じゃなきゃダメなわけがない!
一方の「エルフミオ」は、「アウトドア・エディション」と命名され、全体的にオフロードカーのようなパーツが取り付けられています。車体のベースカラーはサファリゴールドで、一見すると派手な印象を受けますが、キャンプ場などでは草木の緑を始めとした自然色とマッチするそうです。運転席のインテリアも、パネル部分を同じくサファリゴールドにして、ドレスアップされていました。
オフロードでの走行を考慮して、バンパーとミラーには重厚な質感のカバーが取り付けられ、前輪の周辺にも、同じデザインのアンダーとフェンダーカバーが追加されています。また夜間のオフロード走行にも対応するよう、ドライバーの視界を確保するために、ヘッドライトとは別に上部にはバー状のLEDライトを増設しています。
運転席上部と荷台部分には、オフロードバギーのようなバーパーツが取り付けられていますが、運転席上部は荷物が積めるルーフキャリア、荷台部分は荷物積載からテントまで張れるユーティリティーフレームとなっています。
実際、会場の展示車は、荷台部分を「アウトドアスペース」と呼び変え、そこにテントやキャンプ用品を乗せていました。メーカーの説明によると、これは「平日は仕事、週末はキャンプやアウトドアといった遊び。1台のトラックながら両方の用途に対応可能」というコンセプトをイメージしたのだとか。
今回展示された「フューチャーアクセサリーズ・エディション」と「アウトドア・エディション」はあくまでもコンセプトカーという位置付けです。しかし、筆者(布留川 司:ルポライター・カメラマン)がブースで感じたのは、「カッコいいトラックに乗りたい」と思う人は意外と多く、メーカーの担当者たちは商用車もドレスアップすることで2024年問題やドライバー不足の解消に少しでも貢献できると考えている、そんなように見えました。
【了】
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info
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