紅海の武装勢力「フーシ派」へついに爆撃!? 相次ぐ商船襲撃にアメリカ&イギリス「堪忍袋の緒が切れた」
米英で精密爆撃を実行。
「世界経済にとって不可欠なシーレーンを守る」
イギリス空軍は2024年1月11日、イエメンの反政府勢力「フーシ派」に対する空爆をアメリカ軍と共同で実行しました。
同件に関してイギリス国防省は、プレスリリースを発行し攻撃の成功と実行した根拠について発表しました。
フーシ派はイランの支援を受け現在イスラエルと戦闘中であるパレスチナのガザ地区を実効支配するハマスの支持を表明しています。そのため、紅海周辺を航行する民間船舶をイスラエルに向かう船であるとみなした場合、ミサイルや、無人機で攻撃しています。
この脅威から商船を守るために、イギリス海軍のほかアメリカやフランスからも艦艇が派遣されていますが、プレスリリースによると、派遣後は艦艇を意図的に狙った攻撃が多発したとのことです。
そこでアメリカ、イギリスを中心とした多国籍軍は、これらの攻撃に関与した主要施設を特定し、国際法に違反するフーシ派の能力を低下させるために精密爆撃による攻撃を行ったそうです。
作戦には、アメリカ海軍のF/A-18E/FやEA-18G、イギリス空軍のユーロファイター「タイフーン」が参加。イエメン北西部のバニにある無人機の拠点と、巡航ミサイルや無人機の運用を行っていたアッブスの飛行場を攻撃しました。イギリス国防省は「世界の海運の約15%が通過し、世界経済にとって不可欠なシーレーンを守るという我々の公約は十分に証明された」と声明を発表しています。
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