柏方面の国道16号どうにかして! バイパス「千葉北西連絡道路」早期具体化を国へ要望 “第二の外環道”に

延伸部まで出来たらマジで第二の外環道っぽくなる!

「早期具体化を!」千葉北西連絡道路とは?

 千葉県の穴澤幸男副知事と柏・印西・野田・我孫子の4市長は2024年1月16日、「千葉北西連絡道路」の早期具体化を国土交通省と財務省へ要望しました。

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国道16号の柏・野田市境付近(画像:写真AC)。

「千葉北西連絡道路」は、野田市から印西市にかけての千葉県西地域に国道16号のバイパスを建設する計画です。まだ事業化はされていませんが、起点は野田市内のつくば野田線以北、終点は国道464号「北千葉道路」付近とする整備の基本方針が2022年にまとまっています。

 要望書では千葉県北西地域について、大規模商業施設や物流施設が多く立地し、今後も交通需要の拡大が見込まれるものの、「南北に連絡する唯一の広域的な幹線道路である国道16号に埼玉県方面と千葉県を行き交う人・モノの流れが集中し、慢性的な交通渋滞が発生」していると課題を訴えています。これまでに、幹線道路の不足から沿線の渋滞損失時間は千葉県平均の約4~6倍であると試算されています。

 また、2019年の豪雨災害で市道が通行止めになった際、国道16号や県道の交通機能が麻痺するといった脆弱性も顕在化しているとしています。

 このため、早期に概略ルートや構造の検討を進めるとともに、予算の確保について要望しました。また、北千葉道路から南、佐倉市の東関東道に付近に至る「延伸部」についても、検討を行うよう求めています。

 この千葉北西連絡道路は、外環道と圏央道の間を環状に結ぶ国の構想路線「核都市広域幹線道路」の一部に位置付けられています。核都市広域幹線道路の機能を兼ね備えるべく、千葉北西連絡道路は「多車線の自動車専用道路」「常磐道および国道6号へのアクセス性を考慮」して整備する方針が打ち出されています。

【了】

【あ、外環道っぽい!】「千葉北西連絡道路」の概要(画像)

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