行きと帰りで料金が違う!? 「外環道の現金利用」料金設定がかなり変則的なワケ 圧倒的に不利な「内回り」
外環道はETC車ならば、距離により料金が異なり、短距離利用は安く済みます。しかし、現金利用の場合は距離によらず「全線分を徴収」となることも。しかも内回りと外回りでも設定がかなり違うのはなぜなのでしょうか。
外環道の現金利用 不可思議な体系
何かの事情でETCのついていないクルマを利用することもあるかもしれません。そうした場合、高速道路は一般レーンに入って現金などで利用することになりますが、現金利用はますます不利になってきています。
たとえば首都高は、普通車で現金利用する場合、距離によらず一律で上限料金となる1950円を徴収。ETCなら300円から区間利用が可能なので、現金では相当長い区間を利用しない限り元が取れません。同様に、NEXCOの路線でも、距離によらず上限料金を「全額徴収」となるところがあります。
その一つが外環道です。しかも、現金の料金設定がかなり変則的です。
外環道をETC普通車で走行する場合、たとえば大泉JCT(関越道)から川口JCT(東北道)まで(17.5km)ならば普通車520円のところ、現金の場合は千葉の高谷JCT(東関東道)まで49kmフル走行したのと同じ「1040円」かかります。
各入口で所定の料金を現金で払えば外環道全線を走れますが、実は、区間や走行する方向によっても、この設定は大きく異なっています。
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