千葉~東京むすぶ「新湾岸道路」実現して! 千葉県と沿線6市が国に直訴 まずは「外環道直結」具体化へ
ついに要望活動が本格化しました。
県と沿線6市が連名で要望
千葉県は2024年1月24日(水)、県内の東京湾沿岸を走る新たな高速道路「新湾岸道路」を実現させるべく、沿線6市(千葉・習志野・浦安・市川・船橋・市原)とともに国土交通省あて要望をおこないました。
新湾岸道路は、千葉~東京間でパンク状態となっている東関東道・京葉道路・国道16号・国道357号の海側バイパスルートとして構想されているものです。
今回「早期に計画の具体化を図ること」とされた区間は、館山道の市原IC・蘇我ICあたりから海側を走り、東関東道・首都高湾岸線から外環道が分岐する「高谷JCT」へ接続する部分です。実現すれば、千葉から首都圏各方面へ、中心部や渋滞路線を避けて直結できるルートが誕生します。
要望書ではさらに先のルートとして、「湾岸部の都県間」についても検討して計画具体化してほしいとも述べています。
新湾岸道路の建設への動きとしては、2023年6月に「新湾岸道路検討会準備会」が設立されたばかり。早速、国への働きかけが始まった形です。
概略ルートについては、先行して都市計画道路が沿岸部の各地で暫定開通済みとなっており、それを活かしていく可能性もあります。ただし今回の要望書では、計画上の配慮事項のひとつとして「千葉県三番瀬再生計画との整合性を図るとともに、地域の生活環境に配慮した計画とすること」とも述べられています。
沿線利用者へのヒアリングなどを経て概略ルートが決まると、都市計画決定や環境アセスメントを経て、事業化、着工という段階を踏んでいきます。
【了】
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