イギリスが紅海へ「空母派遣」か? 海賊「フーシ派」対策でアメリカ空母と交代の可能性も
アメリカ空母の代打要員か?
紅海の戦力のギャップを埋めるために派遣の可能性も
イギリスのジェームズ・ヒーピー国防担当閣外大臣は2024年1月30日、イギリス海軍が紅海へ空母を派遣する可能性があると語りました。
アフリカ東北部と、アラビア半島に挟まれた紅海では、イランの支援を受けたイエメンの反政府勢力「フーシ派」による商船攻撃が2023年10月以降激化しており、船舶を保護するため、各国の艦艇が派遣されています。
これまで、空母としてはニミッツ級航空母艦「ドワイト・D・アイゼンハワー」が同海域で任務についていますが、同艦が哨戒任務を終えて、補給や点検のためにアメリカに帰還してしまうと、紅海を守る空母がなくなってしまいます。そのギャップを埋めるために、イギリスが空母を派遣する可能性があるとのことです。
イギリスはこれまでキプロス島に駐留している、イギリス空軍のユーロファイター「タイフーン」を用いて、アメリカ海軍と共同でフーシ派に対する空爆は行っていましたが、イギリス海軍が保有しているしているクイーン・エリザベス級航空母艦の「クイーン・エリザベス」と「プリンス・オブ・ウェールズ」の2隻は母港のポーツマス港に停泊したままとなっています。
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