地下鉄で「トコジラミ大量発生」仰天アナウンスに動揺 迷惑TikTokerも煽る「お隣の国」の社会不安
決して「対岸の火事」ではない事情
パリ~ロンドン間は、ドーヴァー海峡をくぐる海底トンネルで繋がっており、国際高速列車のユーロスターが毎日15往復以上走っているため、パリの公共交通機関でのトコジラミ発生はロンドン市民にとって「待ったなし」です。「海で隔離されているから安全」と思っていたのに、あっという間に上陸したコロナ禍の前例もあります。
とあるTikTokerは、顔以外すべてをビニールのような素材で「徹底防御」した状態でユーロスターに乗り込むビデオを公開。このように騒動を利用してバズろうとする「便乗TikToker」のイタズラ動画や、不安をあおるようなSNS投稿が、騒動をさらに広げている側面もあるようです。
今夏にはオリンピックも開催されるパリですが、観戦目的で世界中から来る観光客がトコジラミを世界中に「拡散」することはどうにか防ぎたいものです。清掃の強化と探知犬の導入だけで半年以内に本当に退治できるのでしょうか。「SNSの拡散で騒動が大きくなっているだけ」と高をくくらず、対応が急がれます。
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