阪神高速湾岸線「とめます」10日間 リニューアル工事で11km通行止め 関空方面「相当の時間を要する激しい渋滞」予測
阪和道混みそう……。
4号湾岸線でリニューアル工事
阪神高速道路が2024年4月、4号湾岸線で10日間にわたり上下線を終日通行止めにするリニューアル工事を行います。周辺で渋滞が予測されるため、鉄道などの公共交通機関の利用や、迂回の検討を呼びかけています。
4月16日(火)午前4時から26日(金)午前6時までの10日間、大浜~泉大津間11.1kmが通行止めになります。助松JCTで接続する堺泉北道路と阪神高速の行き来もできません。
大阪中心部から関西空港を連絡するルートが封鎖されるため、阪和道のほか通行止め区間と並行する一般道路、通行止め区間末端の阪神高速などにおいて「通過に相当の時間を要する激しい渋滞」が予測されているとのこと。工事期間外への旅行スケジュールの変更や、仕事をリモートで済ますことなどにより、「お車のご利用をできる限りお控えください」と呼びかけられています。
リニューアル工事期間中は、特定の出入口に迂回交通が集中しないよう、複数の迂回乗継ルートを設定するとしていますが、通常の乗継ルートである「4号湾岸線 大浜~15号堺線 堺」の乗り継ぎは利用できなくなります。15号堺線の末端、堺出入口についても、できる限り利用を避けてほしいということです。
通行止めはリニューアル工事のためです。この区間は1987年(大浜~出島)、1993年(出島~泉大津)の開通から30年以上が経過し、鋼床版(舗装が載る道路の床板部分)に疲労亀裂などの損傷が多く発生しているといいます。開通以来、一度も通行止めなどによる大規模補修工事を実施しておらず、他の区間と比較しても穴ぼこ(ポットホール)などの舗装損傷が顕在化し、その都度、応急的な車線規制工事により補修を繰り返してきたそうです。
鋼床版の耐久性向上を目的とした抜本的な修繕を行うほか、案内標識のレイアウトの改善やカラー舗装の施工、PAのトイレ改修なども今回あわせて行うといいます。
【了】
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