まだ現役!? 機齢半世紀超えの激レア機「DC-8」がアジアを飛びまくる…なぜ? JAL初のジェット機としても有名
いつまで飛ぶんでしょうね。
1969年製造
NASA(アメリカ航空宇宙局)保有のマグダネルダグラス(現ボーイング)DC-8が2024年2月、アジア域内をフライトしています。DC-8は1958年に初飛行したジェット旅客機草創期のモデルのひとつで、現在はそのほとんどが運用を終えているほか、この「N817NA」も機齢は50年を超えています。
DC-8シリーズは、シリーズ累計556機が製造されましたが、大半はすでに現役を退いています。ちなみにJAL(日本航空)でも初のジェット旅客機として導入。しかし、1988年に全機が退役済みです。
NASAで使用されているDC-8-72は1969年に製造され、1985年に同局に引き取られたもの。機体は「飛行科学研究所」として改造されており、考古学、生態学、地理学、水文学、気象学といった分野における、実験用データの収集などに使用されているとのことです。今回は1月末に拠点であるパームデールを出発し、フィリピンのアンヘレス シティへ。そこで何度か同空港発着のフライトを実施している様子が記録されています。さらにそこから台湾上空を旋回を繰り返しながら経由したのち、韓国へ到着しています。
なおNASAによると、この機が今回アジア地域をフライトするのは、同地域の大気を調査するためとのことです。
【了】
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