土手の上をスイスイ~ 利根川沿いの“快走路”国道356号バイパスが19日延伸 香取‐銚子の移動が改善へ

現道の狭いくねくね区間を回避!

銚子の手前に約9kmのバイパス完成

 国道356号小見川東庄(とうのしょう)バイパスの4.0km区間が、2024年3月19日に開通します。

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中央が小見川東庄バイパス。利根川の堤防がバイパス道路になっている(画像:Google Earth)。

 利根川やJR成田線に沿って走る国道356号のうち、東庄町から香取市にかけて県が小見川東庄バイパスの整備を進めています。全長8.7kmのうち西側の4.7kmが開通済みです。道路は利根川の堤防の上を通ります。

 今回は、利根川に架かる利根川大橋から、現在の起点である笹川新橋までの4.0kmが開通します。これにより、利根川大橋から小見川大橋までの区間がつながり、東庄町から香取市にかけての現道を回避できるようになります。

 国道356号の現道は、大型車混入率14.5%と県平均(11.1%)よりも高く、その割に歩道の未整備区間が多いことから、小学生の通学の安全性などが課題になっています。バイパスの整備により現道からの交通転換が期待されます。

 なお、小見川東庄バイパスの前後でも利根川などの堤防を活用した国道356号のバイパス整備が進んでいます。

 香取市役所のある佐原地区から小見川東庄バイパスまでの「篠原拡幅」(0.6km暫定開通済み)、「香取小見川バイパス」計12kmも整備が進むほか、銚子市内の利根かもめ大橋付近では「銚子バイパス」3.3kmが開通済みです。同バイパスは最終的に、利根川で最も下流に架かる銚子大橋までの8.2kmが整備される計画です。

【了】

【超快適】「利根川土手」の国道バイパスを地図で見る

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