高速道路の標識 ナゾのハイフン何のため? ないとカワイイ読みになりがち?

「Shake」←社家駅…。

各地の表記はどうなっている?

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名古屋第二環状自動車道の南陽IC。ローマ字表記の「Nan」と「yo」のあいだに「‐」がある(画像:NEXCO中日本 名古屋支社)。

 NEXCO中日本 名古屋支社が2024年4月8日(月)、公式X(旧Twitter)で高速道路の出口標識について投稿。地名(IC名)を表すローマ字表記の「‐」(ハイフン)に関する内容です。
 
 例示されたのは名古屋第二環状自動車道の「南陽IC」(名古屋市港区)。読みは「なんよう」ですが、ローマ字表記では「Nan‐yo」と、「Nan」と「yo」のあいだにハイフンが記載されています。なぜでしょうか。
 
 名古屋支社によると、ハイフンがなければ「なにょ」と読まれてしまうおそれがあるからだそう。子音字である「n」と「y」が連続し、その後に母音字である「o」が続くと、特に外国人からは正しく読まれないようです。同支社は「外国の方にもわかりやすい案内を目指して工夫しています」としています。

 ちなみに南陽という地名は山形県にもありますが、東北中央自動車道の南陽高畠ICを示す標識も「Nan‐yo Takahata」とハイフン入り。ただ、同じ市内にある山形鉄道フラワー長井線の南陽市役所駅は、「NANYO‐SHIYAKUSHO」(Oの上に長音記号「マクロン」あり)となっています。

 首都圏中央連絡自動車道の通称である「圏央道」も、ローマ字表記でそのまま記載すると読み間違えられる可能性が高いため、「kEN‐O EXP」となっています。一方、山陽自動車道の「山陽IC」(岡山県赤磐市)は「さんよう」と読みますが、ローマ字表記は「Sanyo」。これだと外国人からは「さにょ」と読まれてしまうかもしれません。

 NEXCO中日本 名古屋支社の投稿へは「分かりやすい」「なにょかわいい」といった声が聞かれたほか、「Hiro‐o Sta.」(広尾駅)や「Den‐en‐toshi‐Line」(田園都市線)など、鉄道での事例についての投稿も見られました。

【了】

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