山陰本線「2区間で」運転再開へ 山口の被災区間1年ぶり一部復旧 通学に配慮
山陰本線の不通区間で、一部の運転再開の見通しが立ちました。
2区間で運転再開へ
大雨で被災し、長門市~小串間で現在も運転見合わせが続く山陰本線について、JR西日本は2024年5月23日、特に被害の大きかった区間の前後で運転再開の見通しが立ったと発表しました。
2023年6月30日からの大雨で、山陰本線は山口県の長門市~小串間で現在も運転の見合わせが続いています。
JR西日本は復旧工事を進めていますが、橋脚が傾いた粟野川橋梁(きょうりょう)以外の区間で、2024年6月22日から一部列車の運転を再開するといいます。
区間は、長門市~人丸間と、滝部~小串間です。
朝夕の通学時間帯を中心に、長門市~人丸間は6往復(土休日5.5往復)、滝部~小串間は8往復を運行します。滝部~小串間の列車は、下関まで直通します。
現在、長門市~小串間を結んでいる代行バスは、乗り換えを少なくする観点から、時刻や区間を一部変更したうえで引き続き運行されます。
なお、バスは混み合う場合があるため、鉄道の運転再開区間のみを使う場合は、なるべく列車を利用してほしいといいます。
一方、不通が続く人丸~滝部間については、区間内にある粟野川橋梁の復旧に1年半程度の工期を見込んでおり、関係者との協議や設計などの準備ができ次第、現地工事に着手できる見込みとしています。
【了】
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