異色のレア車両で「夜行列車」運転へ 特急なら5時間半の区間を9時間かけて走る!

JR九州だけが保有する車両。

JR九州のみが保有する713系を夜行列車として運行

 JR九州は、2024年6月22日(土)~23日(日)にツアー「713系夜行列車で行く!鹿児島中央から大分への旅」を開催。713系電車を夜行列車として鹿児島中央~大分間で運行します。

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713系電車(画像:写真AC)。

 713系は、国鉄時代に8両のみが製造された少数派の形式で、現在は宮崎空港線などで活躍。「サンシャイン宮崎」の愛称があり、赤基調の塗装が特徴です。普通列車用の車両ですが、車内はリクライニングシートとなっています。
 
 日豊本線では、かつて寝台特急「富士」や急行「みやざき」「日南」「高千穂」などの夜行列車が運行されていました。今回の夜行列車は「夜行急行」をイメージした列車で、1968年10月(いわゆるヨンサントオ改正)の時刻表に掲載されていた「522列車」を参考にしたとのこと。

 現在、鹿児島中央~大分間は特急を乗り継いで約5時間半で到着しますが、夜行列車は約9時間かけて走ります。

 旅行代金は、クロスシートが2万2000円(2人席を1人で利用)~1万3000円(2人席を2人で利用)、ベンチシートは1万1000円です。ツアーはSTORESの「JR九州トラベルデスク」で24日から販売されています。

 JR九州はこの企画に合わせて、宮崎~鹿児島中央までの乗車と鹿児島車両センターでの車両見学がセットになったツアー、秘境駅として有名な宗太郎駅に停車する大分~宮崎間のツアーも同時に発売するとしています。
 
【了】

【画像】これが「713系夜行列車」の運行時刻です

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