このクルマ、塗ってないんだぜ…? 車体の色、塗るから「貼る」へ転換なるか 何が問題で何がメリット?

「人とくるまのテクノロジー展2024」では、環境意識の高まりを反映し、自動車に不可欠なボディの塗料を代替する提案もいくつかありました。その一つが“フィルム”。塗料に比べてどのような優位性があるのでしょうか。

将来的に塗料に変わる存在になるかも?

 横浜市のパシフィコ横浜で2024年5月24日まで開催された「人とくるまのテクノロジー展2024」では環境意識の高まりを反映し、自動車に不可欠なボディの塗料を代替する提案もいくつかありました。そうしたなか、アイカ工業は車体に貼る特殊なフィルムを出展しました。

Large 20240528 01
フィルムでメタル調になったクルマ(乗りものニュース編集部撮影)。

 公開していたのは、アクリル系の素材に特殊な樹脂をコーティングしたフィルム「ルミアート」です。担当者によると、真空の状態で部材に貼り付けるそうで「強度があり、耐水性も耐腐食性もあり高温、高湿度にも強い」と、クルマのボディに使用する素材としては十分な強度のようです。

 劣化などに耐えられる年数もクルマの耐用年数にほぼ寄せているとのことで「現状のテストで8年は持つという結果は出ています。クルマの耐用年数の目安ともいわれる12年に耐えられるかどうか、現在試験中ですが、問題なく対応できると思います」と明かします。

 ブースで「塗料は『貼る』時代へ」とキャッチコピーを掲げていた通り、アイカ工業は塗料に変わる素材として期待しており、将来的には納車されたクルマにこのフィルムが使われているという世界を見据えて開発しています。

 フィルムの優れた点について担当者は「塗料は(炉で)乾燥させる段階で大量にエネルギーを使うのに対し、フィルムは貼るだけなので、CO2を大幅に削減できます」とコメント。さらに、「木目調や石の模様や質感など、塗料では再現が難しい模様も車体に貼り付けることができます」と、デザイン性の高さについてもアピールしました。

【了】

【あ、色々な模様がある…】これが、「ルミアート」のカラー例です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  3. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号