「東京ー成田の最短路」大混雑の末端区間! 未完の「北千葉道路」延伸部 “計画変更”で渋滞緩和なるか
東京方面-成田空港の最短路として計画されている「北千葉道路」。未だ影も形もない東京側区間の実現に向けた動きが進む一方、成田側も最終区間の建設が進んでいます。現状で混雑が目立つ成田市街、北千葉道路の“計画変更”で緩和するのでしょうか。
「インター増やします!」
押畑インターから東は現在、成田スカイアクセス線の北側に橋脚が立ち並び、国道408号を跨ぐ高架橋も架設済みです。その先は成田スカイアクセス線を高架で跨いで進路を変え、国道51号と接続したのち、新空港道と並走する国道295号へ合流して終点となります。
ただ、この途中の構造を変更すべく、2024年5月から6月にかけ都市計画変更案の縦覧が行われていました。
それは、北千葉道路が成田スカイアクセス線をまたぎ越す手前、県道成田下總線との交差部に印西方面のみながらランプを新たに設けるというもの。成田市選出の雨宮しんご議員はXにて、周辺住民の要望を受けたものと説明しています。
この県道との交差部も成田市街からすぐのところです。北千葉道路を目指すクルマで成田市街が混雑している現状を見れば、北千葉道路にアクセスするポイントが増えるのは、市街地のさらなる渋滞緩和につながる可能性もあるといえるでしょう。
そもそも、北千葉道路の暫定2車線区間がここまで利用されるのは、成田から西へ向かうルートが乏しかったことの裏返しともいえます。「成田空港への最短路」でもあり、地域の生活常識をも大きく変えた北千葉道路。いまだ成田スカイアクセス線の南側で手つかずとなっている用地を活用した4車線化にも期待がかかるところです。
【了】
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