空中発射タイプの弾道ミサイル「AIR LORA」公開! 従来の防空網に対し高い生存率を発揮
イスラエル性の新型ミサイル
イスラエル製の空中発射型の弾道ミサイル
イスラエルの航空宇宙企業であるイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)は2024年6月3日、空中発射型の準弾道ミサイルである「AIR LORA(エア ローラ)」を発表しました。
同兵器は地上発射型の準弾道ミサイル「LORA」の空中発射型で、防空システムで守られた、空軍基地や艦艇、司令部及びインフラを目標とし、敵の防空網の外からの攻撃に優れた「スタンドオフミサイル」の一種です。F-16を使用した試験では画期的な能力を発揮したとのことです。
ほかの戦闘機や攻撃機などでも発射することが可能で、アンチジャミングシステムにより、非常に高いミッション成功率を誇り、ミサイルの高い生存性は、大気圏外からの終盤の軌道修正と90度の攻撃角によって発揮されるとのことです。
先行して開発されている地上発射型の「LORA」はイスラエル軍は導入していませんが、2023年6月にインドのバーラト・エレクトロニクがライセンス生産を行うと発表しています。同ミサイルは射程400kmですので、「AIR LORA」も同程度の能力があると予想されます。
なお、「AIR LORA」はドイツのベルリンで6月5日から9日まで開催されたベルリン国際航空宇宙ショー(ILA)で公の場で初披露されました。
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