おいショベルカーなのに “タイヤ” だぞ… 実は海外じゃメジャー方式 言われてみればメリット多数!

幕張メッセで開催された展示会に、ボルボ建機がタイヤで走る油圧ショベルを出展。日本では少数派のタイヤで走るホイール式油圧ショベルですが、ボルボ建機の車体は都市部で使うにはうってつけなのだとか。担当者にハナシを聞きました。

自走できるだけで断然コスパ良し!

 また、タイヤ駆動であることから「EWR130E」は最大速度35km/hで公道を自走することも可能だといいます(日本国内ではまだナンバーを取得しておらず、現在対応中とのこと)。

 油圧ショベルといえば、日本国内ではクローラー(無限軌道、いわゆるキャタピラ)式の車両の方が多く、一般的にもこちらの方がイメージ強いでしょう。しかし、ブースにいたスタッフいわく、海外ではホイール式の普及率は高く、特にボルボ建機の本社があるスウェーデンではそれが顕著なのだそうです。

 スウェーデンでホイール式油圧ショベルがよく使われる理由として、担当スタッフは次のように説明してくれました。

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「CSPI-EXPO2024」の屋外展示場で公開されたボルボ社のホイール式油圧ショベルEWR130E(布留川 司撮影)。

「スウェーデンの国土面積は日本とだいたい同じくらいなのですが、人口は10分の1程度なのですべての業種で慢性的な人手不足に陥っています。そのため、建築現場でも徹底した省人化と効率化が求められています。このようなホイール式車両だと自走で移動できるため、クローラー式重機のように輸送用の運搬車両(キャリアカー)が必要ありません」

 クローラー式の重機の場合、日本を含めたほとんどの国では公道を長い距離走ることができず、工事現場までは運搬車両とそのドライバーを別途手配する必要があります。対して「EWR130E」であれば、日本国内ではまだ公道走行はできないものの、海外では工事現場に作業員自ら運転して移動し、そのまま工事を行うことができます。

 また、車両後方にオプションで「トレーラーヒッチ」というフック状の部品を増設すればトレーラーを牽引することも可能なため、海外ではこれを用いてトレーラーを接続し、そこに現場で使用するアームのアタッチメントなどの機材を積載して輸送することもあるのだとか。こうすることで、小規模な現場であれば1台と1人のオペレーターで移動・機材輸送・工事のすべてに対応することができると話してくれました。

【ドリフトできる!?】これがタイヤ式油圧ショベルの運転席です(写真)

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