北海道から「動くホテル」で一気に関東! 「さんふらわあ さっぽろ」乗ってみた 名物船長がいる!?

関東地方から北海道へ向かうフェリーは現在、商船三井さんふらわあのみです。1日2往復あるうち夕方便に乗りましたが、所要19時間を楽しく過ごせる空間づくりや工夫が目立つ船舶でした。

縦に広がる「プロムナード」

「さんふらわあ さっぽろ」(3代目)は2017(平成29)年に就航しました。総トン数1万3816t、全長199.7m、航海速力24ノット(44.4km/h)の大型船です。住宅も手掛ける三井グループの船だけあり、内装は上品な印象を受けました。

 乗船すると「プロムナード」に到着しますが、二層構造で、縦の空間の広がりが贅沢です。ここには様々な施設が集められており、特に5階には案内所、ショップ、キッズランド、記念撮影スペースが並んでいます。キッズランドはカラフルでお洒落、記念撮影スペースには、記念撮影用の船員服と帽子がありました。

 奥へ進むとコインランドリーと紳士展望浴場があり、浴場にはサウナも付いていました。浴場の前にはマッサージチェアもあり、さらに進むと喫煙コーナーやペットルーム&ドッグランスペースがあります。やや離れた婦人浴場の前に牛乳自販機があるのは、北海道発着フェリーらしいです。ベビールームもこの場所にありました。

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プロムナード(2024年6月、安藤昌季撮影)。

 6階の「プロムナード」には多くのソファ。船室に持ち出せる本棚もあります。スロットやゲーム筐体のあるゲームコーナーや給湯室もありますが、カップ麺はショップで買う必要があります。ショップは土産物が中心で、美味しい挽き立てコーヒーも販売されています。

 接客設備は7階が「スイート」「プレミアム」です。「スイート」は最上級設備で、応接スペース、寝室、バスルームが分離されたバス・トイレ、バルコニーを備えます(夏季のみチェアとテーブルも設置)。床面積は居室が37.91平方メートル、バルコニーが15.81平方メートルで、合計53.7平方メートルと広め。冷蔵庫にビール、緑茶、ミネラルウォーターが入っています。料金は1人あたり5万4000~7万7000円で、レストランの食事もサービスされます。ソファベッドでの3人利用も可能です。

【写真】最上級設備「スイート」 ほか船内の様子

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