「暑すぎるのにタクシーがいない!」→ライドシェア集結!? 気温に応じて「ドライバー集まれ」発動の新ルールとは
野外ライブなどイベント時はタクシーも「集まれ」可能に
不定期に開催されるイベント対応についても、詳細な対応が示されました。
イベントでは、開催時に見込まれる移動需要の増加に対して、まずタクシーの「営業区域外運送制度」と、貸切バス・タクシーの「一時的な乗合旅客運送制度」を活用して対応します。
貸切バスは旅行ツアーのような特定の旅行者の移動に対応するもので、路線バスのように不特定多数を輸送することはできません。ただ、一時的な乗合旅客運送制度を使うことによって、イベント会場と最寄り駅などをつなぐピストン輸送が可能となり、同様にタクシーも乗合でピストン輸送することで移動需要に対応します。
また、タクシーの「営業区域外運送制度」は、交通過疎地などを想定して隣接した営業区域がお互いに応援を求めることができる制度ですが、イベント対応時でもこの制度が利用可能であること明記し、利用を促進します。今までこの制度は、ほとんど利用実績がありませんでした。
さらに、8月からの日本版ライドシェアでも、イベント開催時に需要の増加が見込まれる時間帯、不足車両数の範囲内でライドシェア使用可能台数を拡大します。
ライドシェア台数の拡大は、イベント主催者または開催地周辺自治体からの要望書が提出された場合に実施されます。来場者数や実施時間があらかじめ予測できるイベントの一時的な移動需要の増加は、この3つの方法で対応します。
斉藤鉄夫国土交通相は8月2日の閣議後会見で、移動需要に対応する一連の制度緩和について、次のように話しました。
「今後の利用さのニーズにあわせた日本版ライドシェアのバージョンアップを進め、移動の足不足の解消、交通空白の解消を目指してまいりたいと決意しております」
一連の対応は2024年8月5日以降、実施されます。
【了】
Writer: 中島みなみ(記者)
1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。
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