最新ステルス戦闘機の強さの秘訣か? 三沢基地の空自F-35乗り直伝!「航空祭ではココを見て」

2024年現在、三沢基地航空祭でしか見られない演目のひとつに空自F-35Aの飛行展示があります。特に注目すべきポイントはどこなのか、現役の空自F-35パイロットに直接聞きました。

三沢基地航空祭の目玉F-35「ライトニングII」

 2024年9月8日に青森県の三沢基地で行われる「三沢基地航空祭」。この基地は日米が共同使用する飛行場のため、航空祭も航空自衛隊機と在日米軍機の双方が多数参加することで知られます。

 なかでも、最も注目なのは航空自衛隊の最新鋭戦闘機F-35A「ライトニングII」による機動飛行でしょう。三沢基地には現在、第301飛行隊と第302飛行隊の2つの部隊が所在し、両飛行隊ともF-35Aを運用しています。そのため、航空祭ではそれぞれの飛行隊が機動飛行と呼ばれるデモンストレーション飛行を会場上空で実施する予定です(天候等によってキャンセルの可能性あり)。

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三沢基地航空祭で地上展示された第301飛行隊のF-35A。垂直尾翼には部隊シンボルのカエルのマークが描かれている(布留川 司撮影)。

 F-35Aは戦闘機としてもっとも新しい第5世代に分類される機体で、航空自衛隊が運用する他の戦闘機、具体的にはF-15「イーグル」やF-2よりも高性能です。その一端は、来場者向けに行うデモンストレーション飛行にも表れており、三沢基地航空祭はまさに最新鋭機の能力を目にすることができる貴重な機会だといえるでしょう。

 F-35Aの機動飛行で注目すべき点はその高い機動性で、機体は会場上空の観客から見える範囲で旋回を繰り返します。機体には高いG(重力)が掛かるため、気象条件によっては機体上面に「ベイパー」と呼ばれる水蒸気の雲が瞬間的に発生して機体を包み込むことも。そうしたレアな姿を見ることができるため、戦闘機に詳しくない人々も釘付けにするほどの迫力を誇ります。

 そのようなダイナミックな飛行展示を行う航空自衛隊のF-35Aパイロットに、機動飛行について質問してみました。

【ベイパー出た!】三沢でしか見られません! 過去のF-35飛行展示をチェック(写真)

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