最新ステルス戦闘機の強さの秘訣か? 三沢基地の空自F-35乗り直伝!「航空祭ではココを見て」

空自F-35乗り直伝! 飛行展示の見どころは?

 今年の三沢基地航空祭では、第302飛行隊は2機のF-35Aでの機動飛行を予定しています。その内の1番機を担当するパイロットに、まずは機動飛行の見どころを聞いてみました。

「機動飛行で注目してほしい点は、F-35のFCS(フライト・コントロール・システム)による広い速度帯における機動性の高さです。F-35の操縦は、パイロットの入力が直接操舵に反映されるわけではなく、FCSというコンピューターによって速度や高度に応じて適切な機動が行われるように設計されています。F-15などでは、速度や高度に応じてパイロットが適切な操舵量を感覚で身に着ける必要がありましたが、このF-35では優れたFCSが自動制御してくれるため、常に最高の機動性が発揮されるようになっています」(第302飛行隊F-35Aパイロット)。

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2022年の三沢基地航空祭で行われた12機のF-35Aによる大編隊飛行(布留川 司撮影)。

 航空祭の機動飛行ではさまざまな課目を行いますが、なかでも特に注目してほしいものがひとつあるといいます。それはF-35の性能の高さをアピールする動きとのこと。

 F-35Aの機動飛行は一般の人々に戦闘機の能力をアピールするために行うもので、たとえるなら武道における演舞に近いものだといえます。しかし、デモンストレーションとはいえ、そこで披露される能力は実際の空中戦にも通じるものがある模様です。

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