「異色の新型車両」が運行開始 40年間も同じデザイン堅持! 置き換えられる車両も“新車そっくり”
国鉄が開発した「ユーロライナー」にも影響を与えたとか。
遠州鉄道「2000形」最新編成が運行開始
遠州鉄道は2024年9月28日(土)、2000形電車の増備車となる「2009号」編成が営業運転を開始したと発表。公式Xで映像も公開しました。
遠州鉄道は、静岡県浜松市内を南北に走る17.8km(全18駅)の路線。全線単線ながら、日中でも12分毎の高密度・高頻度運行が実施され、地域の足代わりとして利用されています。
車両は1983年に登場した1000形と、1999年に登場した2000形があり、いずれも赤い車体に白い帯という外観が特徴です。また、車両正面のデザインは、運転台の窓が側面まで回り込む「パノラミックウインドウ」を採用。このデザインは国鉄が開発したジョイフルトレイン(団体臨時列車)の「ユーロライナー」にも採用されました。
遠州鉄道の車両は1000形の登場以降、ほぼ同じデザインで増備が続けられており、最新の「2009号」ではフルカラーLEDやドア上部にLCD(液晶ディスプレイ)が搭載されるなど、大都市圏の新型通勤電車と比べても遜色ない設備となっています。
なお、「2009号」の導入により、2024年9月27日に1000形の「1002号」が引退しています。
【了】
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