デカい!商船三井の「新たなクルーズ船」ついに登場 横浜到着→そのまま“引き渡し”!? 2か月後デビューの「超高級船」

商船三井が2隻の新造クルーズ船とは別に導入する豪華客船「MITSUI OCEAN FUJI」が、ついに引き渡されました。アメリカのクルーズ船はどう“日本のクルーズ船”に生まれかわるのでしょうか。

「にっぽん丸」よりだいぶデカい!

 MITSUI OCEAN FUJIは3万2477総トンで、既存の「にっぽん丸」(2万2472総トン)よりも大型のクルーズ船となります。バハマ船籍で、全長は198.15m、全幅は25.6m。船客定員は458人です。客室数は229室で、最上級の「MITSUI OCEAN SUITE」をはじめ、全て海を望むスイートルームで構成されています。

 ちなみに2025年5月13日に横浜港を出港し66日かけて24か所の港を巡るグランドアジアクルーズでの「MITSUI OCEAN SUITE」の旅行代金は2000万円。「OCEAN VIEW SUITE」でも470万円となっています。

 レストランはメインダイニングの「ザ・レストラン富士」や予約制の「北斎ファインダイニング」など4カ所。このほかバーやステージ、スパ、カフェラウンジスペースなど乗船客が思い思いに過ごせる空間を用意します。船尾にはウォータースポーツを楽しむためのマリーナが置かれています。

 新たにMITSUI OCEAN FUJIの船長となるキム・ロジャー・カールソン氏は「日本初の全室スイート客船であるMITSUI OCEAN FUJIが当社の客船ラインナップに加わった。船長としてこの船の安全運航を、誇りを持って指揮し、美しい日本、そしてその先の寄港地へ向けて航行できることを心より楽しみにしている」と述べました。

まだ来るぞ! 数年後には4隻体制!

 シーボーン・オデッセイは三菱重工業横浜製作所で改装工事を実施した後、MITSUI OCEAN FUJIとして就航。デビュークルーズとして横浜発、名古屋発、神戸発の各コースが用意されています。

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引き渡しのセレモニーで(深水千翔撮影)。

 初航海は12月1日17時に横浜を出発し別府、釜山、下関に寄港し、7日8時30分に東京へ到着します。12月29日から2025年1月8日にかけて行われる10泊11日のニューイヤークルーズでは、横浜発着で済州島、釜山、長崎、別府、広島を巡り、デビューのお祝いと船上で日本の年末年始を感じてもらう料理や空間を提供するとしています。

 商船三井は海運市況の影響を受けにくい経営基盤を確立しつつ、拡大が期待される国内外のクルーズ需要を取り込むべく客船事業の強化を図っています。商船三井クルーズが運航するクルーズ船は「にっぽん丸」と「MITSUI OCEAN FUJI」の2隻へ拡充されますが、商船三井グループでは2027年以降に3万5000総トン級の新造船を2隻導入することも計画しており、将来的に同社のクルーズ船隊は4隻体制となることが見込まれます。

【これ船かよ…】商船三井が導入する“超高級クルーズ船”内部(写真)

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1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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