初代VW「ビートル」古いのに人気なぜ? “カワイイ”だけじゃなかった 他の外国旧車にはないメリットも

1938年から2003年まで65年の長期にわたって生産された「ビートル」ことフォルクスワーゲン「タイプ1」は、生産終了から20年以上経ったいまも高い人気を誇っています。「タイプ1」は、なぜいまだに多くの人々から愛され続けるのでしょうか。

古いといってもATあります

 人気の理由の3つめは、走行性と運転のしやすさです。「タイプ1」は最高出力こそ60馬力ほどと控えめですが、軽い車体と相まって今日の交通環境でも必要十分な動力性能を備えています。また、パワステがなくともハンドルは軽く、後期モデルには「スポルトマチック」と呼ばれるセミATの設定がありますので、現代のクルマに慣れている人でも、少し練習すれば自在に運転ができます。

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「タイプ1」の後継となった「ゴルフ」。1974年の登場から現在までに8世代がリリースされ、累計生産台数は3000万台を超える(山崎 龍撮影)。

 人気の理由の4つめは、パーツの入手性の良さとカスタムパーツの豊富さです。2000万台以上が生産された世界的なベストセラーだけに、現在でも「タイプ1」の部品は作り続けられており、古いクルマでありがちなパーツ欠品の心配がありません。

 加えて価格自体も安価なことから、前述した整備性の良さと相まって維持費を安く抑えることができます。また、カスタムパーツも豊富で、年式が異なっても部品に互換性があることから、好みに応じてレトロ・ヨーロピアンな「ビンテージスタイル」にも、西海岸風の「キャルルック」にも、スピードパーツを用いて「レーシングスタイル」にも変幻自在に変化させることができます。

 こうしたさまざまな長所を持つことから「タイプ1」は、現在でも多くのユーザーに愛され続けているのです。

【水平対向かよ!?】これが名車「ビートル」のエンジンです(画像)

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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