新幹線グランクラスに勝るんじゃ? ウィラー最上級バス「リボーン」に乗る 外国人も思わずワォ!

外国人も思わず「ワォ」

 座るとシェルで隣席は見えません。座席幅59cmは1+2列バスでは最も広い部類で、1+1列バスの平均70cmには及びませんが、不足はありません。どのみちシートベルトをすれば寝返りは打てませんから、バスの快適性はむしろ座席形状やリクライニング角度の方が大切だとも思います。

「リボーン」はリクライニング角度155度で、これも1+2列バスでは最高。例えば1+1列バスの「ドリームルリエ プレシャスクラス」が156度で同等です。座席形状も違和感がなく、寝心地ではほとんど差がありません。足も十分に伸ばせます。付帯設備はWi-Fi、コンセント、網ポケット、読書灯、ドリンクホルダー、毛布です。

 なお、筆者は最前列なので気になりませんでしたが、後日車庫で取材した際には、通路の狭さに注意が必要と感じました。特に2人掛けの窓側では出入りが難しいので、大柄な方は1人掛けか通路側座席をオススメします。

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台風接近に伴い、迂回運行となった。通常の乗車時間は9時間55分だが…(安藤昌季撮影)。

 出発時に「台風が接近しているので、目的地到着が遅れる可能性があります」と告知されました。乗車時間は9時間55分の予定ですが、「リボーン」の快適性であれば正直、2~3時間くらい遅延しても何ともないと感じました。

 始発のなんばOCATは地下鉄・私鉄の難波駅よりもJR難波駅に近い立地のためか、21時35分の出発時で乗客は3人でした。

 なお「WX272便」はほかの大阪側ターミナルには立ち寄らず、まっすぐに京都駅八条口G2のりばを目指します。定員18人のところ筆者を含めて4人しか乗っていないため、空いたままかと思いましたが、京都駅から14人が乗車して満席に。当日は木曜日で、1万5700円と新幹線普通車以上の料金でしたが、大人気のようです。

 大半が外国人観光客で、車内では英語や中国語が飛び交い、海外のバスのようでした。子連れの白人一家が「リボーン」の豪華で美しいインテリアを見て「ワォ」と感嘆。

 隣席に人がいると、足などは目に入ります。座席の快適性は最高レベルですが、さすがにプライベート感では1+1列個室バスが上です。

【写真】これが最上級「リボーン」の車内です

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