新幹線グランクラスに勝るんじゃ? ウィラー最上級バス「リボーン」に乗る 外国人も思わずワォ!

迂回で長時間乗車も全く苦にならず

 23時50分、多賀サービスエリアで休憩。なお、普段は草津で停車するとのことです。リクライニングで座席を倒しましたが、電動にもかかわらず動作音がせず、しかも早く倒れました。新幹線の「グランクラス」より快適なのではないでしょうか。

 寝心地もかなり良く、翌朝は疲れも残らず目覚めました。ひじ掛けが2段になっており、寝る姿勢によって使い分けられるのは面白いです。起きたら上、寝ている時は下のひじ掛けが使いやすく、よく考えられています。網ポケットはスマートフォンを入れるとガンと音が鳴ります。網ポケットの位置は隣席側設置ではなく、反対の方がよいと感じました。

 時刻は6時50分。かなりの雨が降っていました。中央自動車道へ迂回したため、東京都八王子市の石川サービスエリアで休憩。トイレが車内にありませんが、緊急時にはスマートフォンのアプリから運転士に通報して、臨時停車を要請できるようです。

 運転士から「3時間程度遅れています」との車内放送が行われましたが、乗客は外国人ばかりで、日本語の放送が通じているのかはわかりません。運転士が本社に状況を報告し、本社から遠隔で英語放送(あるいはモニターでの状況説明)するような仕組みがあるとよいのですが。

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翌日の9時53分、大手町(グランキューブ)に到着(安藤昌季撮影)。

 本来は7時30分に終点に着いているバスですが、9時でようやく首都高速の入口。トイレの臨時休憩が行われました。9時30分には、大手町到着が10時前後と放送がありました。

 実際の大手町(グランキューブ)到着は9時53分で、正しい見積りでした。ここで5人が下車。東京駅はやや離れていますが、徒歩10分程度です。

 終点の東京ディズニーランド・バスターミナル・ウェスト到着は3時間遅れの10時29分。運転士が乗客一人ひとりに頭を下げて、遅延をお詫びしている丁寧さが印象的でした。

【了】

【写真】これが最上級「リボーン」の車内です

Writer: 安藤昌季(乗りものライター)

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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