型破りコンセプトのエアバス新型機、ついに航空会社の手に! 「通路1本の旅客機」の常識を覆すスペックとは
乗りたいような、そうでもないような……。
単通路機で「大西洋横断路線」
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは2024年10月30日、スペインのイベリア航空が新型機「A321XLR」を受領したと発表しました。この機体は、航空会社に引き渡された初めてのA321XLRで、エアバスはこの機の導入にあたり「数え切れないほどの新しい直行便が就航できる」とコメント。どういった理由からなのでしょうか。
A321XLRは、エアバスのベストセラー旅客機、A320ファミリーの最新派生型です。同機はA320胴体延長タイプ「A321neo」をベースとし、航続距離の延長が図られています。型番末尾の「XLR」は「エクストラ ロング レンジ(超長距離)」の略で、距離にして約8700km、11時間のフライトができることを強みとし、通路1本の「単通路機」としては最長の航続距離としています。
イベリア航空のA321XLR は、通路に直接アクセスできるフルフラット・ビジネスクラスシート、エコノミークラスの2クラス構成で、182人を乗せられるとのことで、同社では大西洋横断路線であるマドリード~ボストン線のほか、ヨーロッパ圏内の地方路線にも、この機を投入予定としています。
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