「ルパン三世の愛車」が販売終了!? 現行型じつは16年続いた超ベストセラー 「不二子PINK!」が出たことも

峰不二子は「PINK!」でドライブ

 そして、2015年に30年ぶりに制作されたTVシリーズ『ルパン三世 PART4』からフィアット「500F」がルパン三世の愛車としてレギュラー出演するようになり、2018年の『ルパン三世 PART5』、初のCG作品となる2019年の劇場版『ルパン三世 THE FIRST』、2021年の『ルパン三世 PART6』でもこの設定は受け継がれています。

 なお、アニメ『ルパン三世』シリーズというと、2代目「500F」ばかりがクローズアップされがちですが、じつは3代目となる現行モデルも作品に登場しています。

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16年間にわたって約13万台が国内販売されたフィアット「500」の最後の限定仕様が、『ルパン三世』とのコラボモデル「500/500Cスペシャルエディション」である(画像:フィアット ジャパン)。

 2008年にリリースされたOVA第3作目『ルパン三世Green vs RED』のラストシーンでは、「今度は新型だ」のセリフとともに赤いジャケットを着たルパン三世が現行モデルに乗って登場します。じつは作品のリリースに先立ち、現行型フィアット「500」の日本導入記者発表の席で、この作品の予告編が流されてルパン三世が現行型に乗ることがアナウンスされました。

 また、2012年にオンエアされた「TVスペシャル」の『ルパン三世 東方見聞録 ~アナザーページ~』では、峰不二子が世界限定600台、日本限定50台のフィアット「500PINK!」を乗り回しています。

 日本において現行型フィアット「500」の人気が出た背景には、人々のあいだに「ルパン三世の愛車」というイメージがプラスに働いたことは間違いないでしょう。そんな現行型「500」の新車が買えるチャンスはあとわずか。在庫を売り切ったら終了です。新車の「500」の購入を考えている人は、ルパン三世とのコラボバッジやリアガラスデカールなどの専用装備をまとった「500/500Cスペシャルエディション」を選んでも良いかもしれません。

【了】

【大人の事情で消えちゃった】これが「ルパン三世」が愛したベンツのオープンカーです(写真)

Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)

自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、カワサキZX-9R、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか

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