なぜ「電車内が暑い」と毎年言われているのに「弱暖房車」がないのか? 実は気づいていないだけ!?

実は利用客が温度調整をする前提!?

 冷房の場合は、車内の寒さ対策のみのために上着を持っている人は少なく、その場での対応が大変なことから、「弱冷房車」が設けられているという経緯があります。しかし、冬場に関してはマフラーや上着を脱げば、個人ごとに温度調整ができてしまうため、もともと弱め設定の暖房をさらに弱くする必要はないのです。

 ただ、満員電車など身動きができない状態では、そういった個人での調節も難しくなります。

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冬場に混雑する駅のイメージ(画像:写真AC)。

 都営地下鉄では「利用いただくお客様に少しでも快適にご乗車いただけるよう、引き続き適切な空調の管理に努めてまいります」としています。一方、東急は「車内の冷暖房に関しては、『暑い』『寒い』両方のご意見等お客さまからさまざまな声をお寄せいただいております。温度の感じ方に個人差もあり、すべてのお客さまに快適と感じられる環境を提供できないのが実状です」と、乗客に理解を求めています。

【了】

【確かに!】冬場に暑さを感じる場所とは(画像)

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