「本州最北の駅」に行ってみた 寂れた終着駅と思ったら全然違う! 隣には謎の「てっぺんの終着駅」も
青森県の下北半島を縦断するJR大湊線の終着駅である大湊駅には「てっぺん」の終着駅という看板が掲げられています。しかし、本州最北の駅は別の駅だとか。どう違うのでしょうか。
本州の北端にある2つの駅
本州で最も北に位置する青森県の下北半島には、野辺地町からむつ市を結ぶJR東日本の大湊線が運行されており、その路線の途中、むつ市内にある「下北駅」は本州最北の駅として有名です。
しかし、大湊線の終着駅はここではなく、その次の「大湊駅」であることから、地理的な「本州最北」駅と、路線としての「本州最北の終着駅」が別々に存在しているのです。
大湊線は下北半島の西側、陸奥湾に沿って約58kmを走る路線で、起点の野辺地駅を含めて11の駅が存在しています。前出の下北駅と大湊駅は直線距離で約2.3kmと比較的近距離にあり、列車で移動しても数分で到着してしまいます。ただ、運行本数が少なく地理的にもほかのJR線から切り離された孤立路線であり、しかも終点がほかの路線に接続していない「盲腸線」のため、なかなか行く人は少ないでしょう。
しかし、実際にそれぞれの駅に足を運んでみると、それら2つの駅ともに独自の色と、交通機関としての違いをハッキリと感じることができました。
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