「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧

躍進した国民民主党は「年収の壁」だけでなく、自動車関連税制「50年の壁」も切り崩すことができるのでしょうか。議論は正念場を迎えています。改めて振り返ると、「とりあえず増税」で、重い税金がいくつも課されてきました。

「とりあえず増税」→「当分の間税率」 “税金の看板替え”で50年続けた政府

Large 20241121 01
自動車諸税の見直しは実現するのか。旧車は重量税がさらに重課される(画像:PIXTA)。

 国民民主党の躍進で、「年収の壁」の打破が取りざたされるなか、自動車関連税制の見直しについても声が大きくなっています。ただ、税収に大きく影響する税制は、毎年12月までの合意が大原則。残された時間は刻々と短くなっています。

 自動車関連税制の見直しは、2024年末と2025年末までの2年間で行うことが、自民党のウェブサイトの「令和6年度税制大綱」の中に明記されています。過去にもたびたびテーマになっているものの結論に至らないまま、「とりあえず増税」を維持し続けて現在に至り、自動車ユーザーが負担する関連諸税はあわせて約9兆円。巨額過ぎる税収が見直し(=減税)を不可能にしてきました。

 その典型例が自動車関連税制の中でも「重量税」です。道路の損傷に対する負担とされ、本来の税率は自家用乗用車で0.5tごとに2500円/年。それが“暫定税率”によって同6500円/年と決められています。車検のタイミングで徴収されるので、負担を重く感じさせることもあります。

 暫定とは決定を見合わせて、一時的に定めること。要は「とりあえず増税」して、真に必要な税率(=本則)は、改めて議論するということだったはずですが、その増税がすでに約50年続いているのです。

 政府はこの間、いくら何でも暫定的な増税にしては長過ぎるという批判を受け、暫定税率という名称を取り下げて「当分の間税率」と看板を書き換えた経緯があります。当時、エンジン車は次世代環境車の2倍程度のCO2排出量があるとして、本則税率の2倍が適当とされました。

 この議論の過程で誕生したのが、「エコカー減税」でした。ただ、それも現状では本則には及ばない引下げ率で、2024年度はは縮減段階にあり、2026年3月末日(2025年度分)で期限切れを迎えます。そのため2025年末までに抜本的な見直しを実施することを、自民党と公明党が合意し、2023年末の与党税制大綱(税制の方向性)に記載したのです。

【“即刻やめてください”も】クルマの税金はこう変わる!自動車業界の要望内容(画像)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス