「ペットと車でお出かけ、ニオイ対策バッチリ」←「それペットのこと考えてます!?」 “飼い主のエゴ”にならない対策とは

ペットと一緒にクルマでお出かけする際、ニオイや安全面での問題が気になります。どうすれば快適で安心なドライブを実現できるのでしょうか。

猫の場合は不要不急の外出を控えて

 猫は環境の変化に非常に敏感です。不慣れな場所ではストレスを感じ、脱走や体調不良・粗相のリスクがあるため、不要不急の外出は控える「完全室内飼い」が推奨されています。

 健康な猫は、毛づくろいで皮脂や汚れを取り除き、自身を清潔に保っています。また、猫の汗腺は鼻先と肉球のみのため、汗による体臭はほとんどありません。ただ、10頭以上の群管理を行う保護団体のような状況では、糞尿のニオイが課題になります。こういった場合は、布やプラスチック、床・壁に吸着したニオイ成分の原因除去が欠かせません。

 ただし、一時的な乗車で猫のニオイが強く残ることは少ないです。もし車内に強いニオイが残る場合、以下の原因が考えられます。

1、口臭その他病気

口臭や健康状態に気になる点がある場合は、健康に問題がないか早めにかかりつけの獣医に相談しましょう。

2、粗相・肛門腺

パニックやストレスを与えないことが、粗相や肛門腺の分泌を防ぐために重要です。

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クルマの窓から顔を出す猫。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 では外出が必要な場合、どのような対策をすればよいのでしょうか。具体的には以下の3点が挙げられます。

1、洗濯ネットとキャリーケースの併用

猫を洗濯ネットに入れ、ペットシートを敷いたキャリーケースに収容することで、安心感を与えながら粗相や脱走を防ぐことができます。また、毛の拡散防止にも効果的です。なお、老猫は振動で粗相をしやすいため、リュックではなく手持ちタイプのキャリーケースが推奨されます。

2、キャリーケースの補強

養生テープで補強し、万が一の破損による脱走を防ぐと、より安全です。

3、温度管理

夏は冷房・保冷剤を活用して直射日光を避け、冬は毛布を敷くなどして防寒対策を徹底しましょう。

 では、犬の場合はどのような対策が必要なのでしょうか。

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