中央線グリーン車を利用する人の「年収」どれくらい? 駅からすでに“課金勢”優遇!? 乗らない人にも訪れた“変化“浮彫りに
中央線グリーン車の利用実態には、年収との明らかな相関関係があるようです。具体的な「要望」についても共通の意見が多く寄せられました。
やっぱり関係ある「グリーン車と年収」
「乗りものニュース」では、2025年6月26日(木)から7月7日(月)にかけて、「JR中央線のグリーン車利用状況」に関するアンケートを実施しました。

寄せられた回答は計511件。結果によると、全体の51.1%が中央線のグリーン車を「乗っている」と回答し、さらに10.6%が「今後乗ってみたい」と答えるなど、幅広い層から一定の支持を得ていることが分かりました。
一方で、「お試し期間のみ利用した」との回答も22.9%に上り、なぜ継続して利用しないのか、また「乗っていない」理由も明らかになりました。あわせて、グリーン車に関するさまざまな要望も寄せられています。
今回は“年収”とグリーン車利用との明らかな相関関係が見られました。年収1000万円以上は67.5%、年収600万~800万円の層でも60.3%が「利用する」と回答しており、高年収層では積極的な利用が目立ちました。
一方で、回答数が最も多く、中間層にあたる年収400万~600万円の層では、「利用する」「利用しない」のどちらとも割合が高くなりました。以下、年収が下がるごとに「乗っている」の回答割合は下がる傾向が見られます。年収200万~400万円の層では「乗っていない」「乗るつもりはない」と答えた人が全体の50.5%を占めました。
他方、年収200万円以下の層では、「乗っている」人は11.4%にとどまった一方で、「今後乗ってみたい」と回答した人は31.4%と、全体のなかで最も高くなりました。料金のハードルからか利用率は低いものの、グリーン車への関心は高いことが浮彫りとなりました。
以上の結果から、年収が高くなるにつれてグリーン車を「利用する」割合も高まるという一定の相関関係が見られる一方で、年収が低い層でもグリーン車に対する関心や利用意欲はあることが伺えます。
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