ズドドドド!「無人武器システムの射撃」海上自衛隊がムービーで公開 将来護衛艦では必須の装備かも
きちんと薬莢回収しているのは「自衛隊あるある」かも。
護衛艦が搭載する国産RWS その性能は?
海上自衛隊は2025年7月15日、護衛艦「やはぎ」に搭載されているRWSの射撃訓練の様子を、動画で公開しました。

RWSは「Remote Weapon System」の略称で、日本語では「遠隔操作銃塔」などと呼ばれる武器です。その名の通り離れた場所から遠隔で操作できるため、いまでは各国の軍用機や軍艦、軍用車両などに広く導入されており、さらには防空システムとして地上設置型も登場しています。
海上自衛隊でも、あさひ型2番艦「しらぬい」を皮切りに、「やはぎ」を含むもがみ型各艦に搭載が進んでおり、海上自衛隊としても少人数で運用する艦艇にとってRWSは重要な省人システムであると明言しています。
もがみ型各艦や「しらぬい」が搭載するRWSは、正式名称を「水上艦用機関銃架(遠隔操作型)」といいます。製造は日本製鋼所で、銃架に取り付けられた電子光学照準装置の撮像映像を、操作員が艦内のモニターで確認しながら、搭載する12.7mm重機関銃を射撃することが可能です。
光学照準装置は、可視光と赤外線の両方に対応しているため、24時間、夜間や悪天候でも即応対処ができます。
なお、旋回範囲は前側180度(正面を0度として左右90度ずつ)で、俯仰範囲(上下動)は-15度~+40度まで、発射速度は毎分750~850発となっています。
今回の動画公開に際して、公式Xには「わぁ 空薬莢が水のように出てくる」「薬莢がきちんと回収されていて海上自衛隊らしい」などといったコメントが並んでいました。
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