どうなる北陸新幹線「新大阪駅」 山陽新幹線の乗り入れも想定!? 他より長~い地下駅になるワケを聞いた
鉄道・運輸機構にワケを聞いた
新大阪駅の延長を長く確保する理由について、鉄道・運輸機構は「約400mという延長は、駅の構造物全体の長さで、ホーム長ではありません」としたうえで、「新大阪駅は終着駅のため、オーバーランなどの発生を考慮して、車止めからの距離を長く確保する必要もあり、他の駅よりも延長が長くなっています」と話します。
あくまでも北陸新幹線の事業で、山陽新幹線の乗り入れが関係しているわけではないとしています。現時点では、新大阪駅の地下ホームに山陽新幹線が乗り入れるかは、未知数といったところです。
早期の実現が期待されている北陸新幹線の新大阪駅ですが、難工事が予想されています。駅周辺は既に、東海道・山陽新幹線、JR在来線、大阪メトロ御堂筋線、幹線道路、ビル群などの構造物が密集。大型構造物と近接・交差する条件での工事となります。また、地層が複雑で地下水対策も難しいため、課題に対応した施工方法を検討する必要があるとも指摘されていました。ただ、着工に向けた調査は着実に進んでいるようです。
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