うわ、80年前の戦車じゃん!?「兵器不足のロシア遂に…」往年の名車を引っ張り出した思惑とは

最近のロシア軍の訓練風景にも映っていたT-34。戦後を含めると約6万4000両が生産されたといわれているこの車両、どこがそれほど優れているのでしょうか。

まだ戦力と考えている国も存在する?

 足周りには幅広の柔軟な履帯(キャタピラ)を備えており、たとえ地面が泥でぬかるんでいようとも、ものともしない悪路走行性を備えており、整備性も高かったといわれています。

 このように、数々の先進的な構造を備えていたことから、第二次大戦後、アメリカやイギリスなど他国が新戦車をリリースする中でも性能的な優位性を保つことに成功します。

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2019年、ラオスからロシアに返還されたT-34(画像:ロシア国防省)。

 たとえば大戦終結の5年後に起きた朝鮮戦争では北朝鮮軍の戦車として実戦投入されますが、戦車に不向きといわれた地形を踏破し、かつ当初アメリカ側が投入したM24軽戦車はもちろん、M4「シャーマン」戦車ですら太刀打ちできない高性能っぷりを見せつけ、より強力かつ新しいM26「パーシング」戦車に比肩する優秀さを、アメリカを始めとした西側諸国に見せつけるまでに至っています。

 その後もたびたびT-34は世界各地の戦いに投入されています。明確に記録されているのは、1990年代のユーゴスラビア紛争です。ただ、それ以降も使われているようで、2000年代に起きたリビア内戦やアフガニスタン内戦などで自走砲代わりに用いられたと言われています。

 冒頭に記したロシアで使われている車両は、さすがに訓練で使用するのが終わったら再び式典用に戻ると思われ、ウクライナへ実戦投入する可能性は低いと予想されます。

ちなみに、ラオス陸軍は2019年まで運用しており、北朝鮮軍ではいまだT-34が予備兵器として残っているとの噂もあるため、ひょっとしたら今後もどこかしらの戦場で最前線に引っ張り出される可能性はあり得なくはないでしょう。

【了】

【21世紀直前でも現役…】90年代の戦場で戦ったT-34(写真)

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