間もなく消滅! 鼻の短い「ミニ新幹線 」JR東日本が「つばさ」E3系の終了時期を明言

ミニ新幹線の代名詞的存在といっても過言ではないかも。

E3系「つばさ」は2026年春に運転終了の予定

 JR東日本は、2024年12月13日に発表したダイヤ改正において、東北・山形新幹線にE8系を追加投入すると発表しました。

 それに伴い2026年春までに全ての「つばさ」をE8系に統一し、既存のE3系の運転は終了する予定です。

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山形新幹線のE3系(画像:写真AC)。

 E3系は、1997(平成9)年に開業した秋田新幹線の初代車両として登場しました。これに先立つ1995(平成7)年に最初の1編成が落成し、秋田新幹線用としては2005(平成17)年まで計26編成が製造されています。

 大きな転機が訪れたのは2013(平成25)年、秋田新幹線の現行車両である赤いE6系電車が登場したことです。翌年にE3系は秋田新幹線から撤退。1990年代に製造された編成はすべて廃車された一方で、2000年代に製造された残りの編成は、他路線で活躍することになります(1編成のみ廃車)。

 このうち製造年が新しい4編成は、現行の山形新幹線「つばさ」として改造とカラー変更が行われ、転用されます。ほかに山形新幹線の「とれいゆつばさ」として1編成、上越新幹線の「現美新幹線」として1編成がそれぞれ改造されています(のちに消滅)。

 このたび発表された、2026年春での山形新幹線E3系運転終了が予定通り行われた場合、初代山形新幹線400系を含め、30年以上にわたって多くの乗客に親しまれた鼻の短い「ミニ新幹線」は全て姿を消すことになります。

【了】

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