新幹線の光と影 心配される地方鉄道

対策は130億円

 とはいえ北陸新幹線が開業するとしたら、北越急行ほくほく線が赤字ローカル線になる可能性が高いことは、誰の目にも明らかでした。それこそ、北越急行が開業する前からです。

 そのため北越急行は利益の積み立てを続けており、その額はNHKの報道によると、2014年度末で130億円に上る見込み。この「貯金」を使えば、今後30年程度は経営を続けられると予測されています。よって北越急行ほくほく線がどうなってしまうのか、直ちにその廃止を心配する必要はありません。

 ですが貯金を切り崩すだけでは、いずれ行き詰まるだけです。このため北越急行は沿線自治体に固定資産税の軽減などの支援を要請していますが、貯金が多いせいなのか、報道によると自治体の反応は鈍い様子。直ちに影響はなくとも、やはりその将来が心配されています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

 
    
 
    

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