変わる鉄道トンネル順位 青函トンネルも「1位」返上か

ダム建設による路線水没で、「日本一短いトンネル」が吾妻線の樽沢トンネルから呉線の川尻トンネルに変わります。また「世界一長いトンネル」も近い将来、青函トンネルから別のトンネルに変わってしまう見込みです。

群馬県から広島県へ

 JR東日本の吾妻線は群馬県の渋川から、榛名山の北側を吾妻(あがつま)川の渓谷に沿って草津温泉方面へ向かう路線です。この吾妻川へ八ッ場ダムが建設されることに伴い路線が一部水没するため、岩島~長野原草津口間でルートが変更されます。

 これまで使用されていた同区間の線路は、2014年9月24日(水)限りで運行終了。その後、線路の切り替え作業を実施して、10月1日(水)から吾妻線は新ルートで運行を開始する予定です。

 このルート変更に伴い、「日本一短い鉄道トンネル」が変わります。現在、日本で一番短い鉄道トンネルは吾妻線の岩島~川原湯温泉間にある樽沢トンネルで、全長7.2m。しかしこのトンネルは先述のルート変更区間にあるため、まもなく廃止されてしまうのです。

 それにより、全長8.2mで次点だった広島県を走る呉線(JR西日本)の川尻トンネルが「日本一」の座につくことになります。

 ただ吾妻線のルートが変更され、ダムが完成し貯水されても、樽沢トンネルは水没しません。そのため樽沢トンネルは「鉄道が通らない元日本一短い鉄道トンネル」として保存される可能性もあります。

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