LEDの時代を歓迎しない鉄道ファン

人気が高いあの部品についても

 また別の男性はLED化に関し、こんなことを言っていました。

「車両にある行き先表示もこの頃、LEDばかりですよね。かつて多くあったロールフィルムに行き先を印刷し、そのフィルムを巻くことで表示を変えるタイプは、そのフィルムを巻いているときに色々な列車名や行き先が表示されて、つい見入ってしまいましたね」(30代男性)

 駅の発車案内板に対する「旅情」と同じですね。

「たまに幕がおかしくなっていて『これ以上巻くな!!』なんて表示されている車両があったり、なんと言いますか『味』がありました」(30代男性)

 こうした「方向幕」は鉄道ファンのコレクターアイテムとしても人気があり、ロール状のもの、もしくはそれを1コマずつ切り取ったものが鉄道部品を販売するお店やイベント、ネットオークションでよく扱われています。

 「方向幕」を模型化したものも販売されており、例えばトミーテックから発売されている「電動側面方向幕24系25形寝台客車」には「寝台特急はやぶさ 西鹿児島」や「寝台特急あさかぜ 品川」といった70コマが収録されています。使い方は、そうした様々なコマを表示して楽しむという、大変シンプルでありながらある意味、大変難解なものになっています。「方向幕」を模型化した商品は少なくなくありません。すなわち、そのファンも少なくないことの現れと言えるでしょう。

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コメント

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1件のコメント

  1. 確かに・・・
    撮り鉄にしては「迷惑な話」だよな。