新幹線N700Aが「エコプロダクツ大賞」で受賞 最高速度が上がっても減っている消費電力

東海道・山陽新幹線用の最新型車両N700Aが「第11回エコプロダクツ大賞 国土交通大臣賞」を受賞しました。誕生から50年が経過した新幹線は最高速度の向上を実現しながら、消費電力も大きく低減。外見からは分かりませんが、「エコ」の面でも着実に進化しているのです。

N700系は0系の半分

 今年、2014年10月1日で50周年を迎えた新幹線。当初は210km/hだった最高速度が現在では大きくアップしていることは、よく知られていると思います。ただ外見や時刻表からは分からない電力消費量についても、大きく変化していたりします。

 JR東海の資料によると、220km/h走行時に消費する電力量について0系を「100」とした場合、300系は「73」、700系は「66」、そしてN700系はわずか「51」と半減しています。220km/hは0系の最高速度です。

 また、東海道新幹線の現在の最高速度である270km/h走行時でも、その消費電力は220km/hで走る0系より少なくなっています。220km/hで走る0系を「100」とすると、270km/hで走る300系は「91」、700系は「84」、N700系は「68」。最高速度が50km/hアップしているにもかかわらず、消費電力は大きく減少しています。300系は1992年にデビューし2012年に引退、700系は1999年にデビューした車両です。

 ちなみに、N700Aには2タイプがあります。N700Aとして新しく製造された車両と、既存のN700系をN700A仕様に改造したものです。このN700Aとして誕生した車両と、改造でN700Aになった車両、ぱっと見では外見がほぼ同じですが、どのように見分けるかご存じでしょうか。

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左がN700Aとして誕生した車両で、右が改造でN700Aになった車両(2014年、恵 知仁撮影)。

 もっとも分かりやすいのは、車体側面に描かれているロゴマークです。大きく「A」と入っているのがN700Aとして誕生したもので、小さく「A」と入っているのが改造でN700Aになったものです。そのほかにも車両正面のライト部分や座席など細部が異なっているので、探してみるのも面白いかもしれません。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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