日本一エコ? 札幌の地下鉄、冬の暖房を中止 夏の冷房もなし

車内冷房を行わず、冬期間の暖房も原則停止した札幌市営地下鉄。なぜそうしたのでしょうか。また「札幌の冬」でそれをして大丈夫なのでしょうか。

実はよく「暑い」と言われる冬の札幌市営地下鉄

 札幌市交通局は2014年12月1日から、従来は間欠的に作動させていた地下鉄の車内暖房を原則として停止しています。「国からの節電協力要請や電力需給状況、電気料金の再値上げなどの状況」がその理由です。車内や駅の照明を間引いたり、エスカレーターの一部停止といった節電対策はよく行われていますが、「暖房停止」は珍しい手段です。

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3路線48kmの路線網を持つ札幌の市営地下鉄。鉄車輪ではなくゴムタイヤ式なのが大きな特徴(2007年2月、恵 知仁撮影)。

 しかし「札幌の冬」と聞いて、寒さを連想しない人はいないでしょう。よりによって、といったら語弊があるかもしれませんが、そうした土地で暖房をオフにしても大丈夫なのでしょうか。

 札幌市交通局によると「そもそも、暖房を入れていない地下鉄のホーム、トンネル内の温度は、外気温より高くなっており、冬はお客様が外気温に合わせた服装をしていることから、『寒い』よりも『暑い』という声の方が多くなっています」とのこと。確かに気温の低い屋外から列車に乗って、暑いけど混雑でコートが脱げず困ったという状況、珍しくないかもしれません。

 ただ車内温度が低くなる早朝などには暖房を入れるほか、状況に応じて柔軟に対応していくので、乗客に過度な我慢を強いることにはならないと札幌市交通局はしています。

 この車内暖房の原則停止は2015年3月31日まで、年末年始期間を除いて実施される予定です。また同じく札幌市交通局が運行する路面電車においても、日中は外気温による影響が大きいため暖房を間欠運転するものの、朝夕のラッシュ時間帯は暖房が停止されます。

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