あえて夜に蒸気機関車を運行 大井川鐵道

各地で行楽用に運転されている「SL列車」はたいてい、日中の運行です。しかし大井川鐵道は2015年1月と2月、夜にも走らせると発表しました。なぜ時間的に行楽利用が難しい夜に運行するのでしょうか。またこの夜間運転では、蒸気機関車の真後ろに展望車を連結するという試みも行われます。

昼間から大井川鐵道に乗ってもOK

 大井川鐵道「SLナイトトレイン」の乗車には同社への電話予約(営業部:0547-45-4112)が必要で、定員は80名。1月24日分は1月8日午前9時から、2月21日分は2月5日午前9時から予約が開始されます。

 料金は夕食、保険代を含めておとな10500円、こども8500円です。当日使用する乗車券は新金谷~千頭間が1日乗り降り自由のフリーきっぷのため、「SLナイトトレイン」より前の時間に大井川鐵道に乗車することもできます。また参加者全員に、2014年2月で大井川鐵道から引退した元京阪3000系の模型(2両セット)がプレゼントされます(トミーテックの「鉄道コレクション」)。

 そして両日とも千頭駅に到着したのち、蒸気機関車をライトアップ。転車台や側線で「撮影会」が実施されます。大井川鐵道によると「冬の夜、蒸気機関車は凛としたたたずまいを見せてくれるます。写真を撮るのではなく、ただ、眺めるだけでもいいかもしれません」とのことです。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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