行先は「区画整理」? 一風変わったバス停が東京に登場

2014年12月、小田急バスに一風変わったバス停が誕生しました。名前が地名ではなく、区画整理事業の事業名なのです。どういう経緯で誕生したのでしょうか。

小田急バス 新08系統 上平尾区画整理行き

 人々が生活している土地に根付いて運行される路線バス。住民の足として重要な交通機関のため、街が産声を上げたときから新設される路線が数多くあります。

 2014年の12月にも、小田急バスに「新08系統 上平尾区画整理行き」という路線が開設されました。神奈川県川崎市麻生区にある小田急電鉄新百合ヶ丘から、東京都稲城市で開発されている「多摩都市計画事業稲城上平尾土地区画整理事業」の現場に向かう路線です。

 この事業は、いままで農地や山林だった場所の地権者が組合を設立し、街づくりを行うものです。乱開発が行なわれないよう、自治体に土地を提供して道路やガス、水道といったインフラの整備、生産緑地の集約化などを行い、計画的に街づくりをすることを目的としています。

 現在はいくつかの区画で住宅が竣工して、段階的に野村不動産が「プラウドシーズン栗平」として住宅の分譲を行なっています。

東京都稲城市に生まれた「上平尾区画整理」というお堅いバス停(撮影:海老塚 土史木)。

 さてこの場所へバス路線を開設するにあたって、停留所の名前はその分譲地名である「プラウドシーズン栗平」にすることも考えられますが、実際には「上平尾区画整理」という事業名が採用されました。なぜこのようなお堅い名前のバス停になったのでしょうか。

 また稲城市によるとこの区画整理事業は、2017年度までの予定とされています。街が完成して事業が終了したとき、はたしてこのバス停はどうなってしまうのでしょうか。小田急バスにうかがってみました。

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